私は高等学校は有名な進学校でしたが、1年生のとき、数学は夏休み明けの試験ではあまりいい点が取れないくらい高校数学は得意ではありませんでした。そんな私が数学を得意科目にして模試の得点源にし、大阪府立大学受験に合格した数学の受験勉強方法を教えます。
数学に限らず他の教科にも言えることですが、わからないところがわかるようになるには『きっかけ』というものが大事だということです。その『きっかけ』というのは成長期である高校生のやわらかい脳に新しい『思考回路』が生まれることです。
では、どのようにすればその『きっかけ』が誕生するのでしょうか。一番の方法は学校の授業で課題や宿題のわからなかったところの説明を注意深く聴いたり、放課後などに先生に直接教えてもらったり、友達に教えてもらうことです。
実は『きっかけ』作りがうまくいく方法には『こつ』があります。それはわからないことで頭の中をいっぱいにしないことです。『ベスト』はわからないところがでてきたら、すぐに解決し理解して頭の中のもやもやを無くす習慣をつけることです。頭の中のもやもやを無くすことで脳内の空き容量が増し新しい知識がどんどん身に着いていきます。
でも、なかなか頭の中のもやもやを無くすのは難かしいですね。そこで一ついい方法があります。それはわからないことがあってすぐに理解できそうもなければ、それを『スケジュール帳』に書いて『メモ』しておくことです。そして毎日、『スケジュール帳』を見て課題をかたずけていくという方法です。『頭の中』に課題のことを保存するのではなく、全て『スケジュール帳に保存』しておくのです。
この方法は私が実践した方法です。大学でも高校と同様に『スケジュール帳』を毎年購入して活用し、レポートの提出期限をきちんと管理し、日々勉強に打ち込んだ結果、数学や物理などの中間、期末テストで100点満点を連発しました。大きめの『スケジュール帳』を1冊買っておきましょう。
それともう一つ数学を勉強する上で気をつけなければならないことは、教科書や問題集の内容をただ見ただけでわかったような気になることです。それは大きな「おとし穴」です。それは頭では理解しているだけで身体では覚えていません。自分で手を動かして問題をチャレンジしてみて答えと一致するまで、何回もチャレンジして、はじめて『身体』で覚えるようになります。
『身体』で覚えるようになると模擬試験などで忘れかけていても思いだせるようになります。入試でも同様です。入試本番では当然プレッシャーがのりかかります。そんな時、『身体』で覚えていればで忘れかけていたことも思い出せるようになります。
私は高校、大学生時代スマホを持たない主義でした。なぜなら、スマホに内蔵されている機能は脳を含め身体によくありません。
ですから、私は脳を含め心身ともに健康であったため、受験勉強の時、頭が冴えて、勉強がはかどりました。その結果、大阪府立大学受験(志願倍率4倍以上)に合格して、大阪府立大学の学業でも実績を積むことができました。
勉強をはかどらせるためには、そういうのは鞄の中にしまっておくのが得策です。
数学の問題集での最強の勉強法(3ステップ)
まずは学校で、教科書で公式を覚えたり教科書の例題を見る。教科書の問題を解く。→帰ってから教科傍用問題集で基礎レベルの問題を解く。後日、学校で教科傍用問題集の答え合わせで基礎固め➡青チャートでステップアップして応用力を養う。➡入試問題集(数研出版)で入試問題を解く。実戦力をつける。最後の詰め。
入試問題集(数研出版)は国公立大学、私立大学の過去問の中から良問を厳選してをバランスよく(例えば、数Ⅲであれば関数と曲線、数列と極限、微分法とその応用、積分法とその応用)配置してる。また、問題の配列は、まず、内容・問題の形の別によって細かく分類し、次に易から難へ並べてあるので実戦力を着けるには最適である。
上記のプロセスを経ればどの大学でも合格率80%~99%になると断言します。(英語その他の科目が平均ぐらいできればの話だが。)それくらい、青チャート、入試問題集(数研出版)のクオリティ、ボリュームは高い。
数学の問題集での勉強最短ルート(2ステップ) 私は学校で、教科書で公式を覚えたり教科書の例題を見る。教科書の問題を解く。→帰ってから教科傍用問題集で基礎レベルの問題を解く。後日、学校で教科傍用問題集の答え合わせ。➡スタンダード数学演習シリーズで応用力を養う。入試問題を解く練習、実戦力をつける、最後の詰め。で大阪府立大学 理学部 物理科学科(倍率4倍以上の難関)を合格した。
ただし、スタンダード数学演習シリーズは全て大学入試問題の過去問から構成しているため
ある程度数学のセンスが必要です。数学が苦手であれば青チャートを経由した(3ステップ)が良いでしょう。
母校清風南海の勉強第一主義超過密日程
私は清風南海高等学校(編入)に通っていた。1コマ60分、休憩5分、1日6コマという超過密日程。おまけに体育は週1コマのみ。副教科は音楽と剣道の交代制の1コマだけ。宗教(仏教)が週1コマ有り。あとは英、数、理科、国語、社会という鬼スケジュール。高2の終わりで数Ⅲまで習い終える。高3はひたすら受験対策。文部省から改善勧告(副教科のコマ数が少な過ぎる)を受け、現在は男女共学、1コマ50分。副教科のコマ数も増えている。
上記のような鬼スケジュールを高校生の時、黙々と日々こなしてたわけであるが、旧帝大クラスの難関大学を現役合格するためにはこれくらい猛勉強しなければならない。
理系ではどこの大学でも数学は出題される。
医学部、薬学部、農学部で、入学後大学で数学を本格的にを習わないのに、なぜ数学が受験科目に含まれるのか疑念を抱く高校生、受験生もいると思う。
数学が受験科目に含まれるのは過去の歴史的風潮もあると思うが、高校数学の論理的思考は
無意識のうちに、あらゆる学問のWoking Memoryとしてとても役立つ(仕事をする上でも役立つ)からである。
逆に、理学部、理工学部、工学部では、1回生の時に、微分積分、線形代数を習う。私は理学部、物理科学科 出身であるが、物理学(力学、電磁気学、量子力学、統計物理学)を学ぶためには高度な数式処理能力を要する。工学部の材料力学、工業熱力学、流体力学、機械力学も同様である。
赤本の使い方
受験生の皆さんが、一度は購入したことのある赤本の使い方を解説します。
赤本はあくまで出題傾向と難易度を知るだけに使います。
実際の入試では赤本に似た問題も出題されますが、出題者が裏をかいて過去の傾向と異なる問題を新たに出題することも少なくありません。実際、僕が府大を受験したときは、数学は見たことのない五角形の問題や、物理は力学・波動・電磁気学の大問3問が定番だったのが、力学・熱力学・電磁気学と新たに出題傾向を変えてきたことなどがあります。
赤本で出題傾向と難易度を知った後は、予想問題集で勉強するのがベストです。
予想問題集の問題が本番で出題される可能性もあります。
教科書レベルをマスターすれば次のステップとして、応用力を身に着けなければなりません。そこで1番のおすすめは青チャートです。とても分厚く『問題』、『解答』はとてもボリュームがあります。
基本例題、重要例題で基礎を固めると同時に応用力を養い、大学の過去問から成る各章末の演習問題で入試問題を解く練習ができます。演習問題には東大、京大、慶応、早稲田等の難関大学の過去問も載せてあります。
【青チャートの特色】
日常学習と入試対策への必須問題をもれなく収録。解説も充実し日常学習から大学受験まで全てに対応できる信頼の1冊
■「問題の急所や重点がどこにあるか。」
「問題の解答をいかにして思いつくか。」
「解法のポイントがどこにあるかを的確に示すことがチャート式の指針です。」
「選び抜かれた設問と考え方の本質を押さえた良問と解説で効率よく学習できる。」
■見やすいレイアウト
見やすさ、わかりやすさを徹底して追及した構成になっている。
■例題とのつながりがわかりやすさを構成
チャート式をある程度仕上げれば実際に入試問題を解く練習に取りかからなければなりません。そこで私が使っていた数学の問題集を紹介します。学校や予備校で使うテキストは『答』だけしか載ってません。先生の説明を聞き逃がして困ることがあります。
反対に、この『入試問題集』は答えだけでなく、答えにたどりつくまでの過程が詳細に載せてある『別冊の分厚い回答冊子』が付いていますので独力で難関大学、最難関大学の受験対策することができます。扱っている問題は難関大学、最難関大学のハイレベルな入試問題の過去問です。問題、解答の『質』、『量』ともに申し分ないです。
様々な数学の問題集の中で最もハイレベルな内容の数学問題集です。私は予備校や塾に通わず、この入試問題集で勉強して大阪府立大学に合格しました。ぜひこの問題集で勉強して志望大学に合格して下さい!
2023 数学Ⅰ・Ⅱ・A・B 理系 入試問題集 数研出版
収録問題は、標準的なものが中心であるが、特に有名校の問題は、できるだけ多くのせるようにした。
問題の配列は、まず、内容・問題の形の別によって細かく分類し、次に易から難へ並べてある。したがって、問題実質的内容(解法に要する知識など)については、前後しているころもあり、また、一部難易のギャップが感じられるところもある。
[1]時間的余裕がない場合や、ひととおり演習した後に復習する場合などには*印だけの問題だけを演習する。
[2]*印の問題を中心に演習し、自分の苦手とする項目の問題については全問題演習する。
■補足(数学Ⅰ・Ⅱ・A・B 理系)
・教科書(または学習指導要領)で取り扱われていない内容に関する問題も、若干収録してある。
例えば 4次以上の関数の微分、積の導関数、3次以上の関数の積分 など
解答編
2023 数学Ⅲ 入試問題集 数研出版
・収録問題は、標準的なものが中心であるが、特に有名校の問題は、できるだけ多くのせるようにした。
・問題の配列は、まず、内容・問題の形の別によって細かく分類し、次に易から難へ並べ当たる。したがって、問題実質的内容(解法に要する知識など)については、前後しているころもあり、また、一部難易のギャップが感じられるところもある。
[1]時間的余裕がない場合や、ひととおり演習した後に復習する場合などには*印だけの問題だけを演習する。
[2]*印の問題を中心に演習し、自分の苦手とする項目の問題については全問題演習する。
■補足(数学Ⅲ)
なお、補充として「種々の量の計算」、「微分方程式」の問題を収録した。
解答編
大阪公立大学 赤本