受験学力/和田 秀樹
2020年度から大学入試が変わる。中央教育審議会の答申によると、センター試験は廃止されて新テストを導入。すべての国公立大学の入試が実質AO入試化される。
しかし「従来型の受験学力」を否定し「新しい学力」を求めるこの改革は、格差のさらなる拡大の危険や子供のメンタルヘルスに悪影響が非常に高い。
そもそも政府が否定する「従来型の学力」は本当に”悪”なのか。
子供が受験勉強で身に着けるべき能力、これからの時代に必要な能力とは何か。
精神科医であり、また長きにわたり教育産業に従事してきた視点から多角的かつ詳細に論じる。
【目次】
第1章 2020入試改革と受験学力
第2章 受験テクニック再考
第3章 学力と日本の教育について考える
第4章 受験勉強でどんな能力が身につくのか
第5章 受験学力格差はなぜ起こるのか
エピローグ これからの時代をいきていくために
あとがき
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